木造住宅のCO2貯蔵量計算

公開日:2010/12/10 21:58

 

 木造住宅の地球温暖化対策への貢献について。
 
 地球温暖化の原因になっているのが二酸化炭素です。二酸化炭素の排出と大気中の二酸化炭素を減らす両方の取り組みが必要です。
 
 木は太陽のエネルギーを使って光合成をして成長します。
 光合成で二酸化炭素を吸収して、炭素として木の中に固定されていきます。
 木の中の炭素量は、比重の半分になります。
 木の中の炭素は、燃やさない限り大気中に放出されることはないので、木で建てる木造住宅は炭素貯蔵庫になります。
 木を木材にして木造住宅を建てたら、また新しい木を植えれば新たに二酸化炭素を吸収してくれます。.
 エコ対策としてゴミのリサイクルをしていますが、リサイクルは二酸化炭素の排出量を減らす取り組みで、排出された二酸化炭素自体を減らすことはできません。排出された大気中の二酸化炭素を減らすには、木を育てるのが有効です。.
 そして、木で木造住宅を建てるとしても、外国から運んできていたのでは燃料として二酸化炭素を出してしまうので、木を使うメリットが減ってしまいますから、できるだけ近場から木を持ってきて建てるのがより効果的になります。.
 先日参加した講演会で、大学教授が言われていたんですが、「木造住宅に固定された二酸化炭素を自動車のガソリン換算して説明すれば、一般消費者に対してわかりやすい」ということです。
 なるほど~
 ということで、計算ツールを作ってみました。

木造住宅のCO2貯蔵量計算
7000120336200uf.xls
Microsoft Excel 148.0 KB