木造住宅体重計

 木造住宅の計画をおこなうえでは、構造計画、耐震性を意識しながら計画をおこなうことが重要です。
 構造計画を行う第一歩として、計画する建物の総重量がいくらになるかを知ることから始まりますが、木造住宅においては総重量がいくらなのか把握されていないのが実状です。
 大地震に対する耐震性、水平力に対する耐力を考える為には、建物の総重量を知る必要※1がありますが、木造住宅の耐震計画で一般的に用いられる壁量計算では、建物の総重量を知らなくても計算できるように簡略化されています。壁量計算を行っていると、建物の重量や荷重の流れ方といった3D的にイメージすることがおろそかになり、壁(耐力壁)の数を拾うだけの2D的なイメージになってしまいます。構造計画では3D的にイメージすることが大切です。
 このツールは、木造住宅の構造計画を3D的に行う第一歩として、木造住宅の総重量を簡単に計算するものとして作成しました。


※建物に加わる地震力(水平力)は、次の式で計算します。
Qi=Ci*∑Wi

Qi:建物に加わる地震力
Ci:地震層せん断力係数
∑Wi:最上部から当該階までの全重量

木造住宅体重計.xlsx
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